- どうしたら住宅ローン審査に通るのかわからない
- 自分の年収や働き方で、住宅ローン審査に通るのか不安
- 住宅ローン審査に落ちたらと思うと心配
住宅ローン審査は、金融機関によってポイントが異なり、明確な基準を理解しづらい傾向にあります。どこを改善すれば住宅ローン審査に通るのかわからず、不安を抱える人は多いのではないでしょうか。
この記事では、住宅ローン審査時に見られる3つの基準を紹介します。記事を読めば、住宅ローン審査で見落としやすい点を事前に把握でき、審査に落ちるリスクを減らせます。
住宅ローン審査の基準は適切な返済額、収入の安定、個人信用情報です。住宅ローン審査に通るためには、無理のない借り入れや他のローンの完済がポイントです。
住宅ローン審査の3つの基準

住宅ローン審査では、申込者が無理なく返済を続けられるかどうかを判断するため、金融機関はいくつかの基準が設けています。住宅ローン審査の主な審査基準は以下の3つです。
- 毎月の住宅ローンの返済額は適切か
- 収入が安定しているか
- 個人信用情報に問題はないか
毎月の住宅ローンの返済額は適切か
金融機関は、年収に対して住宅ローンの返済額が適切かを重視します。住宅ローンが長期間かつ高額な借入となるため、貸したお金を確実に回収する必要があるためです。
住宅ローンの借入額は、収入の5〜7倍の範囲内が一つの目安とされています。年収500万円であれば、約2,500〜3,500万円の住宅ローンが組める計算になります。
住宅ローンの借入額の目安を表にまとめました。
| 総支給年収 | 借入額の目安(年収の5倍) | 借入額の目安(年収の6倍) | 借入額の目安(年収の7倍) |
| 300万円 | 約1,500万円 | 約1,800万円 | 約2,100万円 |
| 400万円 | 約2,000万円 | 約2,400万円 | 約2,800万円 |
| 500万円 | 約2,500万円 | 約3,000万円 | 約3,500万円 |
| 600万円 | 約3,000万円 | 約3,600万円 | 約4,200万円 |
| 700万円 | 約3,500万円 | 約4,200万円 | 約4,900万円 |
ただし、借入額は目安であり、すべての人に当てはまる数値ではありません。借入期間や金利、家族構成など状況が異なるためです。適切な返済額を設定し、無理のない返済計画を立てることがポイントです。
» 2024年度フラット35 利用者調査(外部サイト)
収入が安定しているか

住宅ローン審査では、長期間安定して返済できるかを判断するために、収入の安定も重視しています。金融機関や雇用形態によっては、年収や業歴などに一定の条件が設けられている場合があります。
一部の金融機関では、年収が一定額以上であることを申し込み条件としているケースもあるため、事前に確認しておくことが大切です。
» SBI新生銀行(外部サイト)
収入の安定性を判断する指標の一つとして、勤続年数も重視されます。同じ会社での勤続年数が長いと安定した収入が見込めるとみなされ、住宅ローン審査に通りやすいとされています。
勤続年数は金融機関によって異なりますが、2〜3年以上を重視することが多い傾向です。ただし、あくまで一般的な目安であり、勤続年数が短い場合でも、年収や雇用形態などの条件次第では申し込める金融機関もあります。
» 国土交通省 令和6年度 民間住宅ローンの実態に関する調査結果(外部サイト)
個人信用情報に問題はないか
住宅ローン審査では、過去に延滞や滞納がないかなど、個人信用情報に問題がないかを重視します。個人信用情報とは、過去のローンやクレジットカードの支払い履歴から信用取引を記録した情報のことです。
支払いに延滞や滞納があると、個人信用情報に傷がつき、住宅ローン審査に不利になることがあります。住宅ローン審査で不利にならないためにも、日頃から延滞や滞納はしないように心がけましょう。
» 大田区(外部サイト)
個人信用情報に傷がついても、登録期間を過ぎれば情報は削除されることが一般的です。信用情報機関のCIC(※1)では延滞情報の期間は5年とされています。
» 日本信用情報機構 開示結果の見方(外部サイト)
※1 CICとは消費者ローン等のクレジット事業を営む信用情報機関です。
住宅ローン審査に通るためのポイント

住宅ローン審査は、基準を理解すれば通過しやすくなります。自分に合った資金計画を立てるためにも、以下のポイントを押さえましょう。
- 住宅ローン以外のローンを完済する
- ペアローンを検討する
住宅ローン以外のローンを完済する
住宅ローン審査に通るためには、他のローンの完済が有効な方法です。カードローンや自動車ローンなど他のローンがあると、返済負担率が高くなるため、審査で不利になる可能性があります。
返済負担率とは、年収に対するローンの年間返済額が占める割合のことです。カードローンやリボ払いなど毎月の返済額がわかりにくい借入は、返済負担率が上がるため、返済能力を低く見られやすい傾向があります。
カードローンやリボ払いなど毎月の返済額がわかりにくい借入は、返済負担率が上がるため、返済能力を低く見られやすい傾向があります。
特にローンの借入残高が高い場合は、審査に通りにくい場合があるため、注意が必要です。金融機関は返済負担率を重視するため、他のローンを完済して返済負担を軽減することで、住宅ローン審査に通りやすくなります。
すぐに完済が難しい場合でも、一部繰上返済を行ったり、新たな借入を控えたりすることで、審査への影響を抑えられることがあります。
ペアローンを検討する
住宅ローン審査に通りにくい場合は、ペアローンも検討してみてください。ペアローンは、夫婦それぞれの名義でローンを組む仕組みです。ペアローンには単独のよりも借入額を増やせる可能性があります。
ただし、ペアローンを利用する場合は、登記費用や事務手数料などが2人分かかる点に注意しましょう。登記費用とは、不動産の所有者や住宅ローンの内容を法務局に正式に登録するためにかかる費用のことです。
事務手数料は金融機関でローンを組む際に支払う費用のことを指します。ペアローンに必要とされる主な費用は以下のとおりです。(金融機関によって異なるため、一般的な目安となります。)
| 費用項目 | 目安 |
| 登録免許税(※2) | 借入金額 × 0.4%が基本 |
| 司法書士などへの登記手続き | 3〜5万円程度 |
| 印紙税 | 契約金額によって変動 「借入金額1,000〜5,000万円以下」のローンで2万円が目安 |
※2 登録免許税とは、不動産を購入する際に住宅ローンを利用して抵当権を設定する際に法務局に支払う税金のことです。
» フラット35 ペアローン(外部サイト)
» じぶん銀行(外部サイト)
住宅ローン審査の基準を理解して、自分に合った選択をしよう

住宅ローンは返済額や収入、個人信用情報などの基準から返済能力を審査します。住宅ローンの借入額は、収入の5〜7倍以内が理想とされています。
ただし、収入や家族構成によって適切な借入額は異なるため、あくまで目安という点を理解しておきましょう。住宅ローン審査に通るためには、他のローンを完済しておくことがポイントです。他のローンがないことで返済負担率が下がり、住宅ローン審査に通りやすくなります。
完済が難しい場合でも、一部繰上げ返済や新たな借入を控える方法があります。一度審査に通らなかった場合でも、原因を整理し対策を行えば、再審査で通過するケースもあります。将来の負担にならない範囲で借入額を設定し、無理のない返済を目指しましょう。